2010年9月1日水曜日

少食の基準

「少食」って一体どれぐらいの量を言うのでしょう?私は元々食い意地が張った大食いなので、「以前よりは少なく食べている」というレベルで、少食を徹底させている方が見たら「大食」と言われてしまうかもしれません。

私の少食の基準は、「ごちそうさま」と言った後にすぐに動けること。夜眠りにつくときにお腹がすいた状態であること。朝起きたときに胃がもたれていないこと。

以前は、まったくお恥ずかしいかぎりなのですが、食後すぐに動けるなんて状態ではありませんでした。しばらくぼーっとしていたり、ひどいときには横になったり(苦笑)。また、就寝時になってもお腹一杯でげっぷが出たり、食道に胃液が逆流してくるなんてときもありました。そんなでしたから、寝覚めも最悪で朝から胃の調子が悪いという状態。1日のスタート時点でこの調子ですから、あとは推して知るべしです。

自力整体を考案された矢上裕さんは、「空腹睡眠、空腹労働」の重要性を力説されています。空腹で眠りにつけば、自然治癒力が高まり、睡眠中に身体の歪みの矯正といったメンテナンスが行われるそうです。また、肉体労働や頭脳労働をするときにお腹がいっぱいだと、消化に追われ、筋肉や脳へまわすべき血が少なくなり、生産性が低下するらしいのです。

私の食事はだいたい次のような感じです。

【朝】水 or お茶(番茶や柿の葉茶など)
【昼】くだもの
【夕】主食(ごはん or パン or 麺類)、副菜(1~3種類)、汁物

昼のくだものは桃や梨だったら1個。夕飯の主食は、ご飯なら半合~1合、パンなら1.5斤の4分の1、麺類は乾麺の状態で80g~100g。副菜は青菜のおひたし、納豆、冷や奴なんて日もあれば、トマトソースやカレー、煮物の日もあります。味つけに注意をして食欲が出過ぎないようにし、汁物も副菜の塩分を見ながら、うす味にしています。主食、副菜の分量は体調によって加減します。夕飯の前にグリーンスムージー(青菜と果物をミキサーで混ぜてどろどろ状にしたもの)や生野菜のサラダを食べることもあります。

上記は運動量の少ない、消化力の弱い中年女性(私)の場合なので、若くて健康な人、運動量が多く、消化力が強い人ならもっと食べても空腹睡眠を達成できるかもしれません。

作家の五木寛之さんは年代に応じて、腹八分目、七分目、六分目、五分目、四分目と減らしていくことを勧めておられるようです。でも、当然ながら、胃腸の状態が "80% Full" のようにデジタル表示されるわけもなく、自分の感覚で判断しなければなりません。就寝時の空腹感は、こうした判断に役立つと思います。年を取って消化力が弱れば、空腹が感じられる食事量も減ってくるので、「○分目」にとらわれずとも、自ずと適切な食事量が分かってくると考えています。

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