2010年9月25日土曜日

菜食での肉体的変化

これまで菜食生活を始めた後の失敗談を色々と披露してしまったので、菜食やベジタリアンのイメージを著しく低下させているのではないか、とちょっと心配になってきました。菜食やベジタリアンの名誉のために一言断っておきますが、私の無節操な大食いは菜食以前からのものであり、決して菜食のせいで大食いになったわけではありません。一番の原因は、心が不安定になって食べ物に走っていたこと。今ではそう考えています。

菜食生活で数々の失敗を重ねてきましたが、菜食にして良かったと思えることもたくさんあります。私の場合、菜食開始後、次のような肉体的変化がありました。

  • お腹を壊さなくなった

以前は隔週ぐらいの頻度で原因不明の下痢(過敏性大腸症候群に分類されるものと思います)に悩まされ、いつもげっそりやつれていたのですが、菜食に切り替えたら、そうした下痢はぴたりと収まりました。外出先でお腹の調子が悪くなってトイレに籠城、なんてこともしばしばあったので、そうしたトラブルから解放され、本当に気持ちが軽くなりました。

  • 首やお腹のイボが減った

かなり若い頃から褐色で平らな細かいイボが首やお腹にたくさんできていました。でも、菜食にしたら徐々に減ってきました。腸の状態が悪い人に多く見られると聞いたことがあるので、腸の調子が良くなってきたのかもしれません。

  • ソバカスが薄くなった

子どもの頃からソバカスが多かったのですが、菜食にしてから薄くなってきました。大森一慧さんの『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』によると、ソバカスは砂糖と乳製品、じゃがいもの摂りすぎが原因とのこと。ソバカスは鰹だしが原因だとか、果物のせいだとかいう話も聞いたことがありますが、信憑性は不明です。私の場合、両親ともソバカスがあるので、遺伝だと思っていたのですが、食事で多少の改善は期待できるようです。

  • 吹き出物が激減した

白くて細かい吹き出物や赤いにきびが顔や背中にできていましたが、ほとんど出なくなりました。上記の大森一慧さんの本によると、乳脂肪や肉の脂身、ナッツ類の食べ過ぎで出るらしいです。私は口の周りによくできていたのですが、口の周りのブツブツは胃腸の調子が悪い証拠と書いてありました(図星!)。

  • 唇が荒れなくなった

子どものころからリップクリームは必需品でした。特に冬場はバリバリに割れたりして血が出ることもありました。今ではリップクリームは全く使っていません。外出時のツヤ出しにリップグロスを使う程度です。大森英桜著『正食医学 講義録第②集』によると、唇には消化器官の状態が表れており、上唇は胃、下唇は腸だそうです。私の場合、菜食にしたら、唇の厚みが薄くなってきました。以前は胃や腸が腫れたり緩んだりしていたのかもしれません。

  • 体毛が薄くなり、髪が柔らかくなった

以前は手足に結構毛がふさふさ生えていたのですが、菜食にしたら、薄くなり、目立たなくなりました。髪の毛は、分量は変わっていないと思いますが、以前より柔らかくなったような気がします。

  • 排泄物の臭いが淡くなった

便や汗の臭いが変わりました。体に入れたものが体から出てくるのだ、ということがよく分かりました。

  • 経血がサラサラになった

昔はドロッとしていて赤黒いレバーのような塊が混じっていたりしましたが、菜食にしたらサラサラで色も明るい赤という感じになりました。「油脂について」で書いたとおり、オイルフリーを心掛けるようになったあたりから布ナプキンの洗濯が楽になってきました。

もっと若いうちに菜食に切り替えていたら、もっと劇的な変化があったかもしれないと思うこともあります。しかし、遅まきながら、大食をやめ、少食にしようと決心できたので、今後も何らかの好ましい変化が現れてくるのではないかと期待しています。

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