2010年9月22日水曜日

肝臓の不調と食欲の昂進

どうしても少食にできず、大食いを続けていた頃、右脇腹あたりに痛みを覚えるようになっていました。人体解剖図を見ると、その位置は肝臓ではないかと思われましたが、ネットで検索すると、肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、はっきりとした自覚症状は少ないとの説明があったので、あまり確信はもてませんでした。

その後、進藤義晴著『万病を治す冷えとり健康法』を読み、五臓の敵対(相克)関係というものの存在を知りました。こちらのサイトの図が分かりやすいと思います。

食欲が異常に昂進するのは、肝臓が原因という場合があるらしいのです。肝(肝臓・胆のう)は自分の調子が悪いと、脾(胃・膵臓・脾臓)を攻撃し、脾は弱ると、自らが頼りとする食べ物に助けを求め、たくさん食べてしまうのだとか。

また、私の場合、右目の鼻側の白目部分がよく充血していたのですが、パソコンを使った作業による目の疲労と簡単に考えていたら、どうもこれも肝臓と関係があるようなのです。大森一慧著『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』には、右目の不調は、肉やごはんなどの陽性の食べ物のとりすぎであり、
目の疲れは肝臓の疲れが原因と書いてありました。

要するに、私は玄米ごはんを2合も3合も食べて肝臓を弱らせ、肝臓が不調となったことで、さらに食欲が増し、そして、またたくさん食べて肝臓を弱らせ。。。と悪循環に陥っていたようです。そして、体は一所懸命、肝臓が疲れていることを私に知らせようと、目を充血させるなどのサインを出していたのに、それを無視して悪しき大食いの習慣を続けていた結果、あちこちに痛みが出るようになってしまったんだと思います。

少食にしたら、右脇腹の痛みも収まり、目が充血することもなくなりました。でも、気が緩んで、少しご飯を多く食べてしまうと、うっすら右目が赤くなってきます。このサインが出たら、すぐに気を引き締めなおして、ご飯の量を減らすようにしています。無節操に大食を続けてきた大馬鹿者も坐骨神経痛を経験して少しばかり学んだようです。

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