2010年9月24日金曜日

甘味料

マクロビオティックでは白砂糖は摂らないという原則があります。菜食生活を始める前は普通に甘いケーキやクッキー、菓子パンなどを好んで食べていたので、マクロビオティックを始めた当初、そうしたスイーツが非常に恋しく、その代わりとなるものを探し求めていました。

白砂糖や動物性食品を使っていないケーキやクッキーを買ったり、自分でメープルシロップを使ってちょっとしたおやつを作って、甘いものに対する欲求をなんとか満足させていました。

そのうちメープルシロップもできるだけ摂らない方が良いのではないかと思い始め、レーズンやデイツなどのドライフルーツを使うようにしました。しかし、玄米の過食がどうしてもやめられず、甘味料を制限しすぎて糖分を求めるあまりに玄米に走っているのではないか、と思い始めました。

そして、そんな頃、ナチュラルハイジーンをきっかけにローフードにも興味をもつようになり、アガベシロップという甘味料があることを知りました。アガベシロップはメープルシロップと違って非加熱でGI値も低いので体に良い、なんて書いてあったので買ってみました。

一口なめたら、頭にキーンと来るほど強烈に甘かったです。だから、節度をもって食事ができる方の場合、アガベシロップは少量で満足感が得られて良い、ということになるのでしょう。でも、私は基本的に食い意地の張った大食いで、中毒体質というか、すぐに特定の食べ物に夢中になって依存してしまうタイプです。こういうタイプにとってアガベは危険だと思いました。最初はローカカオとミックスしたチョコレートシロップにはまり、毎日、毎日食べたくなり、そのうちそれを食べきると、アガベシロップ単体を舐めていたというか、大量に飲んでいました(呆)。

私は「油脂について」で書いたように、アガベ以前に油脂中毒を経験していたので、アガベシロップもそのまま摂り続けたら、また油脂のように依存状態になってしまうことは、簡単に予想できました。

アガベシロップには金輪際、近寄らないことにしました。そして、ナチュラルハイジーンの基本に立ち返り、果物で糖分に対する欲求をコントロールすることにしました。

東洋医学をベースにした食養では、果物を甘味料と同類視して、どちらも体を冷やす悪者として扱っていることがありますが、果物と甘味料は全然違うと思います。甘味料は食べているときは美味しいんですが、食後にどっと疲労感が来ます。エネルギーを奪われたという感じです。それに対し、ナチュラルハイジーンの原則に従って空腹時に果物を食べた場合、食べ終わった後、元気になります。エネルギーをもらったという感じです。

私はマクロビオティックに傾倒していた菜食生活の最初の3年間、生の果物を口にすることはほとんどありませんでした。菜食生活4年目で、久しぶりに食べた生の柑橘類やバナナ、桃、ぶどうなどは、本当に美味しかった。なんで3年間食べなかったんだろうって思いました。

女性にとって甘味料って非常に魅惑的です。私もときどき誘惑に負けて、メープルシロップ入りのぜんざいを作ってしまったりします。でも、砂糖やその他の甘味料は老化を促進するとも言われていますし、できるだけ摂らないに越したことはないですよね。私は果物を活用して、何とか甘味料の甘い誘惑を断ち切りたいと思っています。

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