2010年9月16日木曜日

ベジタリアンへの移行プロセス

親御さんがベジタリアンで子どものときから菜食だった場合などを除き、多くのベジタリアンはあるタイミングで、世間一般の普通の食事から菜食に切り替えたのだと思いますが、その際、普通食から菜食へどう移行させているのでしょう。

私の場合、以前は、ごく普通の肉や魚、乳製品、卵を食べる生活をしていました。それが、あるとき、「牛乳はアレルギーの原因である」という趣旨の記述を読み、牛乳をやめてみることにしました。母乳0%、粉ミルク100%で育てられ、その後も家や学校で毎日牛乳を飲み、社会人になってからも体にいいものだと信じて常飲していましたので、牛乳とはもう生まれたときからの長い、長い付き合いだったのですが、意外とあっさりやめられました。ヨーグルトも結構好きだったのですが、牛乳とともに食べるのをやめてしまいました。

その後、自然食や菜食を実践している人たちから話を聞く機会があり、ベジタリアンのライフスタイルに憧れを感じて、自分もやってみたいと思うようになりました。それで、肉をできるだけ食べないようにしました。子どものころはハンバーグやとんかつ、鶏の唐揚げなどが大好物でしたが、年を重ねるうちに消化しにくいと感じるようになり、肉料理にそそられることもなくなっていたので、肉を減らすのは簡単でした。

それでも、まだ「栄養」とか「カロリー」とかに捕らわれていたので、菜食に不安もあったのですが、しばらくしてマクロビオティック系の本を何冊か読むうちに、そうした不安もなくなり、肉、魚、卵、乳製品を完全に摂らなくなりました。これも意外とあっさりやめられました。私の場合、たくさん食べられれば、内容は何でもよかったみたいです(苦笑)。

油脂について」や「坐骨神経痛」の記事に書いたように、さんざん大食いで失敗した結果、現在では、菜食より少食の方が重要だと考えています。世間でいう一般的な食事でも、少食が徹底できている人は、私のような菜食で大食いの者より健康なのではないかとも思います。だから、菜食に切り替えた当時の自分を振り返ってみると、「ポイントずれてるよ」と教えてあげたくなります。

ただ、肉や魚は素材そのものに塩分が含まれている上、濃い味つけの料理が多いので、少食にしにくいようにも思います。少食を突き詰めていくと、とどのつまりは菜食になるのかもしれません。

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