2010年9月23日木曜日

粉もの

私はマクロビオティックをきっかけに本格的にベジタリアンになったので、最初はマクロビオティックの本を参考にして献立を考えていました。そして、初めて読んだ本に、粉もの(パン、麺類、その他小麦粉などの粉を使った料理)は体に良くないというような記述があったので、それを鵜呑みにして粉ものを避けていました。

全粒の穀物、特に玄米を多くとるようにして、パンはほとんど食べず、ときどき全粒のうどんやパスタなどを摂るという生活を続けていました。

その後、「米について」の記事で書いたように、玄米ごはんの過食で段々と玄米を受け付けなくなって分搗米に切り替えた頃、パンや麺類の頻度を増やしたら、体が軽くなったような気がしました。

また、その頃、ナチュラルハイジーンの本を読んで感化されたのですが、その本にも全粒が良い、精白したものは排除せよというような調子だったので、白いパンや麺類を食べることに非常に抵抗を感じ、その時点でもまだ全粒のパン、麺類にこだわっていました。

でも、全粒のパンや麺類もちょっと重いような気がして、思い切って精白したものを食べたら、軽くて美味しいと感じました。

ナチュラルハイジーンは生の果物や野菜を非常に多く摂る食事法で、マクロビオティック的に言うと、非常に陰性なんですよね。そして、ごはんやパン・麺類の割合が非常に少ない。だから、比較的陽性の全粒穀物を少量摂ってもバランスが取れるのかもしれません。

しかし、私の場合は玄米や味の濃い(塩辛い)おかずの過食を3年以上続けていて、体質が極度に陽性に傾いてしまったため、全粒のものを美味しいとは感じなくなってしまったんだと思います。中庸に戻すには当面、陰性のものを主体に摂るようにしたほうが良いと判断し、今ではごはんは分搗米にし、麺類も精白されたうどんやそうめん、パスタを食べています。パンは全粒粉と精白粉を半々ぐらいの割合で混ぜて作っています。

菜食生活を始めたばかりの頃は、どうして良いのか分からず、知識偏重になって自分の感覚を見失っていました。坐骨神経痛など色々と痛い目にあって、ようやく自分の進むべき方向が見えてきたような気がします。現在は、マクロビオティックやナチュラルハイジーンを参考にはしていますが、それらの枠にはとらわれず、自分なりの菜食メニューを楽しんでいます。もちろん少食が大前提ですけど(笑)。

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