ほ乳動物は普通、鼻だけで呼吸するそうですが、人間は言葉を話すため、気管から口へ空気が出せるよう、気管が鼻だけでなく口ともつながっていて、口でも呼吸できるのだそうです。でも、肺は冷気や乾燥を嫌うので、鼻から吸って空気を鼻腔内で浄化、加湿することが重要みたいです。それに、口で吸った空気は、空気中に漂う細菌やウイルスなどの有害物質がろ過されないまま、直接、体に取り込まれてしまうそうです。
私は子どもの頃、しょっちゅう鼻炎に悩まされていたせいか、鼻で呼吸をするのが苦手でした。気がつくと、口で呼吸していました。口呼吸は健康上もよろしくないし、見た感じも美しくないので、なんとか鼻呼吸をマスターしたいと思いました。
就寝中に唇に絆創膏を貼って、口が開かないようにしておく、という練習法もあるようですが、これはまだ試したことがありません。私は、とりあえず起きているときに、鼻で呼吸するのだと自分に言い聞かせ、鼻呼吸を意識することで、少しずつ鼻で呼吸できるようになってきました。
自力整体やチベット体操をしているときも、鼻で呼吸するように気を付けているのですが、鼻で吸って、口で吐いてしまったりすることもあります。鼻から吸うことより、鼻から吐くことの方が難しいらしいです。でも、本当は吐くときも鼻からの方がいいみたいです。
鼻呼吸のためには、やはり鼻の通りを良くしておくということが大切だと思います。私は子どもの頃、何かと鼻が詰まったり大量の鼻汁が出たりして、鼻で呼吸できない期間が非常に長かったように思います。大人になってからも体調を崩すと、やはり緑や黄色の粘液、半透明のゼリー状の物体などが鼻から次々と出てきて、口で呼吸することになり、そのうちに喉も痛くなってくる、なんてことが多かったです。
余談ですが、鼻水・鼻づまりの原因は乳製品という説があります。私は現在ほとんど風邪を引きませんし、鼻が出たとしても、サラサラした透明な鼻水が出る程度で、ネバネバした色つきの鼻汁など、とんと見かけなくなりました。8年前に牛乳をやめ、5年前から菜食になってすべての乳製品をやめているので、鼻汁を作る材料がなくなってしまったのではないかと思われます。ただ、乳製品以外に、ナッツ類や脂っこいものを摂りすぎた場合も鼻水・鼻づまりを起こすらしいので、菜食だから安心という訳ではなさそうです。
鼻で呼吸すると、目が冴えて一回り大きく開くような気がします。あくまで気分的なもので、物理的に一回り大きくなっているわけではないと思いますが、目の周りに酸素が行き渡ったような感じで目に力が入るんです。体調が悪かった頃の自分の写真を見ると、どうも目に精気がない。しょぼくれた感じでした。鼻呼吸は、そうした元気のない印象を払拭することにも役立つのではないかと思っています。
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