ある研究者は「老化は病気である」と言って、健康なら老けないとの主張を展開したらしいです。そう言われてみると、野生の動物は、子どもと大人の違いははっきり分かりますが、大人になってしまうと、外見からは、人間に見られるほどの年齢差は感じられません。人間も健康なら老化しないのでしょうか。
こんなことを考えていたら、ピーター・ケルダー著『5つのチベット体操 若さの泉』を思い出しました。この本では次のようなエピソードが語られています。
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著者はあるとき、白髪で禿げ上がり、60代後半という風情のブラッドフォード大佐と知り合います。大佐は前かがみで杖をついて歩いていました。親しくなっていくうちに、大佐は健康と体力と活力を回復させる「若さの泉」という理想郷を探し当てたいのだと打ち明け、実際に旅立っていきました。そして、それから4年の歳月が経った頃、長身で黒々とした頭髪をたたえ、堂々とした風貌の若い男性が著者を訪ねてきました。
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もうお分かりかと思いますが、この若い男性は4年前に旅立っていったブラッドフォード大佐でした。
この本では、大佐が「若さの泉」(ラマ僧の僧院)で教わった、儀式と呼ばれる簡単な5種類の体操が紹介されています。
私は上記のエピソードを読んでワクワクしたので(実話かどうかは怪しいような気もしますが)、この5種類の儀式を毎朝やってみることにしました。上記のピーター・ケルダーの本では、体操の動きが分かりにくかったので、補助として、『若返りの秘儀チベット体操 決定版』というムック本も買ってみました。
最初は1つの儀式を3回ずつ、1週間ごとに2回ずつ回数を増やし、最終的にマックスの21回を続けていました。ところが、坐骨神経痛を発症してしまい、自力整体を朝晩やることに忙しかったので、チベット体操の方はお休みしていました。そろそろ自力整体は夜だけにして、朝はチベット体操に戻そうかと考えています。
若返るはずのチベット体操をやって、どうして坐骨神経痛になるんだ、と訝(いぶか)る方もおられるかもしれませんが、「油脂について」や「坐骨神経痛」の記事にも書いたように、私はとんでもない大食いだったんです。大食をしていれば、健康体操をしていようが菜食を実践していようが病気になる、ということを体を張って証明してしまいました。
『5つのチベット体操 若さの泉』には、食事についての記述もあります。
若さの泉のラマ僧も少食だったようで、ブラッドフォード大佐は、僧院を出た後、インドの大都市に立ち寄った際、金持ちがずいぶんと大量の食べ物を食べているということに驚きます。
たった1人の人間が、4人の重労働のラマ僧の1日の空腹を満たして栄養も完璧にいきわたらせる量を、1度の食事で取っていた。
また、大佐は、
正しい食物、食物の正しい組み合わせ、正しい量、それに正しい食事の仕方が合わさって初めて、素晴らしい結果が生み出されるのだ。
とも言っています。
少食と並行してチベット体操を実行したら若返るでしょうか。劇的な効果が出た暁には、ご報告させていただきます(笑)。
※ YouTube で "チベット体操"や"Tibetan Rites"などで検索すると色々動画が見られます。
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