今日の記事も毎日放送ラジオ『たね蒔(ま)きジャーナル』での小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の解説(4月25日月曜日放送分)についてです。今回は、
- 原発事故の情報公開を一本化することの是非
- 東電による福島第1の汚染地図公開について
- 汚染がれきの処分法について
- 避難区域から家畜・ペット・マイカーなどの持ち出しについて
- 海洋汚染の防止は可能か
- 水棺の是非
などが話題にのぼっています。
今回の福島第1の事故は、実にさまざまな問題を内包しているということに、あらためて気がつかされます。
例えば、汚染がひどいために収容できない遺体があること。また、汚染の激しいがれきなどは、汚染地域内に「墓場」を作る必要があること。そして、汚染されたマイカーなどを持ち出すには除染が必要になるが、除染は汚染地域で行わなければならないため、除染作業に当たる人が被ばくをすることになり、そのリスクをとってまでする必要があるのかということ。
小出さんのお話がテレビや新聞で大きく取り上げられないのが、とっても残念です。先日テレビ(TBS)でちらっとお名前とコメントが出ていましたけど、反原発とか脱原発という立場は伏せてあり、津波対策の問題点を指摘しているというような控えめな報道でした。全国放送ではその程度が精一杯なのでしょうか。日本の情報統制力、すごいです…(呆)。
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