2011年4月27日水曜日

4/26(火)たねまきジャーナル(小出さん解説)

今日の記事も毎日放送ラジオ『たね蒔(ま)きジャーナル』での小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の解説(4月26日火曜日放送分)についてです。今回は、

  1. 汚染された校庭などの表土除去について
  2. 土壌汚染の計測位置(地面からの高さ)が国と自治体で違うのはなぜ?
  3. 汚染土の廃棄場所は?
  4. 水棺が失敗するとどうなる?
  5. 4号機の地下の汚染水濃度上昇について

などが話題にのぼっています。

表土の除去については、原発からの放射性物質の放出が続いているので、今やることの是非が色々言われていますが、小出さんの見解では、やはり「やるべき」なんですね。「子どもたちは今生きているのだから、今きれいにする責任がある」というのはとても重い言葉だと思います。

汚染のひどいところは無人地帯にして、そうしたところを汚染物の廃棄場所としたほうが良いみたいですが、国や自治体が素早くその決定を下せるのか、その辺が心配です。普通のゴミといっしょにしてしまったら、汚染が広がりそうですし、表土の除去が遅れると、放射性物質が地中深く潜り込んでしまいそうなので、素早く適切な決断をしてほしいです。

原発の問題は相変わらず進展していないというか、悪化が疑われる状況で、さらなる放射性物質の放出が気になります。内閣府原子力安全委員会は25日になって、ようやくSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による過去の予測計算結果データをすべて公表すると発表したようですが、今まで何をやっていたんでしょう(それも福島の周辺だけに限定って何故?)。ドイツノルウェーはとっくの昔に全国的な飛散状況のシミュレーションを公開してくれているのというのに…。

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