『原子炉時限爆弾』の著者である作家の広瀬隆さんが、2011年3月31日(木)配信の週刊朝日の記事で、放射性物質が食物連鎖によって濃縮される危険性を警告されています。読むと不安になってしまうような内容ですが、政府からはまず出ない情報だと思いますので、一読をお勧めします。
放射性物質は蓄積されていくので、食物連鎖の上位に位置する大型の動物ほど大量の放射性物質を取り込むことになってしまいます。例えば、海では、プランクトン、小魚、中型魚、大型魚という順にどんどん濃縮されていきます。家畜も汚染された大気や水から放射性物質を体内に取り込むことになるでしょう。
こうなると、できるだけ食物連鎖の下位にあるものを摂るということが重要になってくると思います。つまり、動物性食品は避けたほうがよいと思います。私は放射能が問題になる以前から動物性食品は避けるべきと思っていましたが、いっきに切り替えるのは難しいので、徐々に移行するのがよいのではないかと書いてきました。でも、原発事故が長期化しつつある今、そんな悠長なことも言っていられないと思い始めました。一日も早く植物性の食事に切り替えることを強くお勧めします。
時がたてばたつほど、汚染が進んで、内部被曝の危険性が高まってしまうと思うんです。汚染された動物を食べても「ただちに健康に影響はない」かもしれませんが、将来的にはなんらかの影響が出ることが懸念されます。もちろん汚染された空気、水、食品を口にしないのが一番ですが、それが完全にできない場合、少しでも不安を取り除く手段として、菜食にするのが有効なのではないでしょうか。
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