今日は米国カリフォルニア州サンディエゴにお住まいのミミ・カーク(Mimi Kirk)さんの動画をご紹介します。ミミさんは、「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」により「50歳以上で最もセクシーなベジタリアン」に選ばれました。50歳以上という年齢枠ですが、ミミさんは72歳(!)。容姿も素敵ですが、年齢を感じさせない明るく元気な話し方にとても惹かれます。
YouTube: U Can Be Sexy at 72 and Beyond - Mimi Kirk - Part 1 of 2
[インタビューの概要]
- 30歳頃からベジタリアン。最初は健康のためではなく、動物のために動物を食べることをやめた。
- ベジタリアンの食生活は必ずしも健康面でベストなものになるとは限らない。加工食品を食べてしまう場合もあり、正しい選択をするよう注意しなければならない。
- ヴィーガンになった時期も何度かある。最初の頃はチーズを食べるベジタリアンだったが、しばらくチーズは食べなくなっていた。
- 3年前にロー・ヴィーガンになり、健康面で大きな変化があった。関節炎や高血圧など、老化の徴候があったが、2週間ローフードを続けたら、7日間のデトックス期間の後、痛みが消えてしまい、その後、痛みが出ることはなかった。
- 自分が変わったことで、周囲に影響を与えた。ひとりの娘はローフードを始め、もうひとりの娘もおおむね健康的な食事になっている。
- 家族や友人など大勢の人たちのために食事を作っており、食事の70%以上がローフードになるように意識している。自分の影響で多くの人がグリーン・ドリンクを始めた。
- 2歳半上の姉がいるが、自分より太っており、自分ほど健康的な食生活ではない。また、86歳の姉など、家族は色々な薬を飲んでいるが、自分はそうした薬は飲んでいないので、そういう面でも良い状態だと思う。
- 自分は気が若いと思う。朝起きて鏡を見ると、ショックを受けたりすることもあるが、あまりそういうことは考えず、自分の感覚を大切にしている。20歳のように思うこともある。痛みなどが全くなく、朝ベッドから跳ね起きられるような状態。それが究極の健康なのだと思う。
- ビタミンB12やビタミンDなどが必要という話をよく聞くので、自分のレベルをチェックしてもらっているが、緑の野菜をたくさん摂っていて、そこからビタミンが摂れるので、サプリメントは必要ない状態だ。
- ローフードで睡眠時間が短くなるといわれているが、自分は眠ることが好きで、睡眠時間は、8~10時間。起きている間は、1日中無限のエネルギーが持続する。
- 5月に出版予定の本を今書いているところだ。仕上げるため、執筆やレシピのテストにかなりの時間を費やしている。
- 仕事を引退して数年たつので、朝目が覚めたときに、その日の予定をあれこれ考える必要がなくなり、毎日穏やかな気持ちで朝を迎えている。
- 自分にとっての健康の定義:
1. 食生活。グリーンドリンク、緑の野菜、果物(自然のもの、加工されていないもの、非加熱)
2. 運動(ウォーキング、ハイキング、気功、ヨガなどが好き)
3. ポジティブであること(前向きな姿勢でいること)
4. 愛情をもつこと(家族や友人などに愛情をもって接すること)
5. 情熱をもつこと(好きなこと、興味のあることをもつ) - 健康を顧みず、仕事ばかりしてイライラする毎日を送っていると、結局、後で健康を損なって、稼いだお金をすべて健康のために使い、健康のことばかり考えるようになってしまう。健康が財産である。裕福でも健康でなければ良いこととはいえない。
- 食事が良くないと、指が節くれ立ったり曲がったりすることが多いように思う。手を見ると、その人の食生活が分かる。
- ローフードで加熱料理を模した美味しい料理が色々と作れるようになった。
加熱食ベジタリアンからロー・ヴィーガンになって健康面が大きく向上したという点が、特に興味深かったです。エネルギーにあふれた快活な様子を見ると、とても説得力があると思いました。私はまだ加熱食に未練があるので、100%ローにすることに苦戦しているのですが、この動画を見て、あらためてロー率を上げたいと思ったのでした。
また、最後のほうで、食生活が指に表れるというような話をされていて、ドキっとしました。私は大食い時代の最後の3年間、冬から春にかけて、指が腫れ上がり、最後は皮膚が割れて血が出てしまい、そこらじゅうに絆創膏を貼っていました。そして、去年の春、少食に目覚めたので、この冬から春にかけては、指が腫れることはないだろうとひそかに期待していました。
ところが、「低脂肪 vs 高脂肪」の記事に書いたように、脂肪分の多い食材を摂りすぎたためか、今年も少し腫れてしまい、自分の食生活にダメ出しされた気分でショックでした。でも、過去の腫れ方とは比べものにならないぐらい軽いものだったので、多少の改善はあったのだと思いたいです。そして、来年こそは指を腫らさないぞ、と今から鼻息を荒くしています(笑)。
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