今回の福島第1の事故を受けて、山岸凉子さんの漫画『パエトーン』がネット上で特別公開されており、全編無料で読むことができます。大変分かりやすく描かれていますので、原発問題への関心の有無にかかわらず、この機会にいちどお読みになることをお勧めします。(潮出版社無料WEBコミックのページはこちら )
※2025年4月3日現在 無料公開は行われていません。
【潮出版社による作品解説】
遠いむかし、神になり代われると思いあがった若者・パエトーンをめぐる悲劇。ギリシャ神話に描かれたこの物語を現代に展開し、原子力発電の是非について世に問いかけた山岸凉子の短編作品『パエトーン』(1988年作品)を、今回Webにて特別公開させていただくこととなりました。
「原子力発電」の必要性や安全性については賛否様々なご意見があると思いますが、本作品をひとつの問題提起と捉え、将来的なエネルギー問題を議論してゆく上での一助としていただければ幸いです。
20年以上前に出版されていたのに、これまで全然知りませんでした。山岸凉子さんと言えば、私にとっては、『アラベスク』と『日出処の天子』(ひいづるところのてんし)の作者さんというイメージだったのですが、こんな原発問題を題材にした漫画も描かれていたんですね。
傲慢な若者パエトーンの末路が、私たちの未来を暗示しているようで、心底震え上がりました。
それにしても、東京電力のマークが核分裂を表していたとは、驚きでした。原子力が大好きなんですね、この会社は…。
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