今日は、ビデオニュース・ドットコムの神保哲生さんが、4月3日に福島の原発避難区域に自ら乗り込んで実況している動画をご紹介します。
福島第一原発から30kmぐらいのところから始まります。そして、20km、15km、10km、3km、1.5kmとどんどん近づくにつれ、放射線量が上がっていき、線量計の警報音が鳴り響きます。放射線もすごいですが、地震と津波の被害も相当な上、すっかりゴーストタウンとなってしまっている地域の実状を目の当たりにして胸が痛みます。
取り残された犬や牛の姿が哀れです。飼い主もちょっとの間避難するぐらいの気持ちで出かけたら、長期にわたって戻れなくなってしまったんでしょうね、きっと。動物たちが無事に生き延びれることを祈るばかりです。
地震と津波は天災なので、ある意味仕方がないとも言えますが、原発事故は人災ですよね。人間が危険な原発を作りさえしなかったら、こんなことにはならなかった訳ですから。この地域に人々が戻れる日は来るのでしょうか。この映像を見たら軽々しく原発を推進しようとは思えなくなるのではないでしょうか。
こうした実状をレポートしてくれるのはとても有り難いのですが、取材している方々の健康が気がかりです。くれぐれも無理はしないでほしいです。
※追記
2011年4月11日の記事「福島原発の不穏な動き」内の2番目の動画で当日の状況について詳しく説明されています。
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