5月13日、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)が、トークショーに出演されました。これは、大阪の映画館「第七藝術劇場」で、「なぜ警告を続けるのか 〜京大原子炉実験所・異端の研究者たち」というドキュメンタリーの上映後に行われたものです(このドキュメンタリーは、当ブログの過去記事内の動画でご覧になれます)。今日は、このトークショーの模様を収めた動画をご紹介します。
原発「安全神話」溶融
出演者(敬称略):
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
今井一(ジャーナリスト)
津村健夫(毎日放送ディレクター)
いまや小出さんの注目度はとても高いのですね。このトークショーはニコニコ動画で生放送され、4万人が視聴したようです。また、会場の客席には作家の落合恵子さんもおられ、質問コーナーの最後のところで、「小出さんから学ばせてもらいたい」とコメントされていました。
最後に、小出さんの友人である、シンガーソングファーマー(唄う農民)の姫野洋三さんの歌が流れるのですが、心にしみいる歌声で、じーんときました。魂を込めて唄っているって感じです。詞もとても良かったので、ここに載せておきます。サビのところ、思わず口ずさんでしまいそうです。
若狭の海
作詞・作曲 姫野洋三
補作詞 南 修治
若狭の海に 雪が舞う
あやしげな光につつまれて
行き交う船に カもなく
重くのしかかる 原発銀座
夜をあんなに明るくしといて
夏をあんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて
足で扉を開けて
足を使わず 階段昇る
電気でお湯を沸かして
電気で野菜をつくる
夜をあんなに明るくしといて
夏をあんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて
味も香りもない放射能
毎日せっせと作りつづけて
孫の孫の孫の孫の代まで
汚れた世界だけを残すという
夜をあんなに明るくしといて
夏をあんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて
若狭の海に立てば
暗闇の静けさの中
生命の叫びを聞く
生命の叫びを聞く
夜をこんなに明るくしといて
夏をこんなに寒くしといて
まだまだ 足りないなんて
まだまだ 足りないなんて
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