2011年5月6日金曜日

5/5(木)たねまきジャーナル(小出さん解説)

今日も毎日放送ラジオ『たね蒔(ま)きジャーナル』での小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)の解説(5月5日木曜日放送分)についてです。

【今回の話題】

  1. 1号機と3号機の使用済み燃料プールはどんな状態なのか(リスナーからの質問)
  2. 東電が決定した、外付けの空冷装置を使って原子炉内の水を冷やす循環システムの工事について
  3. 酸素ボンベを用いての空気浄化装置設置作業について
  4. ERSS(緊急時対策支援システム) とSPEEDIが共倒れしていた件について
  5. アメリカの原子力規制委員会の委員長が「事態は改善していない」と発言した件について
  6. 東電が水棺の安全性に問題はないとした件について
  7. どのような原発事故調査委員会が望ましいか

 

今回話題にのぼった、NRC委員長の発言については、以下のロイターの記事が参考になると思います。 

福島原発、事態改善ほとんど見られず=米NRC委員長

2011年 05月 5日 13:24 JST

 
[ワシントン 4日 ロイター] 米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は4日、下院エネルギー・商業委員会で証言し、東京電力福島第1原子力発電所について、日本当局による事故収束に向けた作業が難航しており、事態はほとんど改善していないとの見方を示した。
   同委員長は証言で「新たに重大な安全上の問題が生じてはいない一方、原子炉と使用済み核燃料プールの状況の安定に向けてはわずかな進展しか見られない」と指摘した。   

 日本の原発事故を受け、NRCでは現在、米国内の原子炉104基の安全性を再審査しており、来週にもタスクフォースがNRC幹部に対し、初めての状況報告を行う予定。

                                                ◇ ◇ ◇

このニュースを日本の主要紙がどのように報道しているか見たかったので、探したんですが見つかりませんでした。日本のメディアは、どうも「事態が収束に向かっている」とか「安定してきた」というイメージを植え付けようと画策しているように思えてなりません。だから、このニュースもあえて無視したのではないかって気がします。なんだか、すっかり疑り深い人になってしまいました(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントはブログの管理人が承認するまで公開されません。