私は非常にむくみやすいです。ちょっと食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、すぐにむくんできます。
大森一慧著『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』によると、むくみの原因は腎臓または心臓にあるとのこと。腎系からくるむくみには、さらに2種類あって、陰性タイプ(昼間にお小水が多い)と陽性タイプ(夜間にお小水が多い)があり、私のむくみはどうも腎系の陽性タイプみたいです。腎系の陽性タイプは、塩分が過剰気味らしいので、「塩について」で書いたような減塩食が私には合っていると思います。前記の本では過剰な塩を抜くメニューとしてマクロビオティックの定番レシピ「あずきかぼちゃ」を奨めています。
あずきかぼちゃは好きなのですが、最近、自分には生食(ローフード)の方ががいいと思うようになりました。私はごはんを中心とした和食が大好きなんですが、大好きであるがゆえに食べ過ぎる傾向にあり、最近はサラダとパンという組み合わせを増やしています。このメニューだとむくみにくいです。一方、ごはん食だと、夜寝る頃には足首のあたりがブクッとむくんでいて、夜中にトイレに起きてしまったりすることもあります。もちろん、ごはん食でも大量のサラダを添えて、ごはんの量をもっと抑えれば、そういうこともないのでしょうが、どうもサラダとごはんという組み合わせが好きになれないんです。
また、私は朝食を摂らないのですが、夏は朝に水かお茶などの水分を摂っていました。しかし、今のように涼しい気候ですと、全然のどが乾かないので、お昼に果物を食べるまで、一切水分を摂らなくなりました。そして、サラダなどで生野菜を摂ると、食事中に汁物を摂る必要を感じず、さらに食後にのどが乾くこともありません。その結果、水分は果物や野菜から摂る、というナチュラル・ハイジーンのスタイルに近づいてきました。
健康関連の本を読んでいると、水をたくさん飲んで腎臓の濾過機能を促進させるというアプローチをときどき見かけますが、私の場合には、水分の摂取をできるだけ少なくして腎臓を休ませるという方法が合っているように思います。「肝臓の不調と食欲の昂進」で書いたように、私は大食いで肝臓を疲弊させていたのですが、同時に腎臓も酷使してきました。坐骨神経痛発症前後の体調どん底状態のときは、額やこめかみに白髪が増えたり、足の裏の湧泉というツボにホクロができてしまったり、足のこゆびの爪が黒ずんできたりして、腎臓が弱っているサインがあちこちに出ていました。
暑い季節は発汗によって水分を排出しているので、腎臓の負担が軽減されるらしいのですが、汗をかかなくなると、水分の排出は尿が中心となるので、腎臓は忙しくなってくるみたいです。これからの季節は、腎臓に負担をかけない食生活で、弱った腎臓を労ってあげる必要がありそうです。
しばらくは、水やお茶、汁物(味噌汁・スープ)などの摂取はできるだけ控え、生の果物や野菜を増やす、という方向でいってみようと思います。どこまでローフードの割合を増やし、加熱食を減らすのかが今後の課題となりました。加熱食が大好きなんで辛いところです。
コメント
>ひろりんさん
コメントありがとうございます!
ほんと、奥が深い世界ですよね。
私は長いこと体の声を無視した結果、とことん体調を崩したので、派手な症状があちこちに出ていて、分かりやすいんだと思います(笑)。
ともかく「少食」はあらゆる症状に対する万能の処方箋だと思います。
お互い自分に合った大食い防止策を早く見つけたいですね。
投稿: Norah | 2010年10月16日 (土) 07時03分
なるほど、今日のお話も勉強になりました^^
わたしは、太めなので浮腫んでいるのかなんなのかがよくわかりません。大食いを止めつつあるのが最近なんです(汗)腎臓に負担かけています~。加熱食大好きですし。正食とは、自分の体の声を聞くところから始まりまね。
季節や習慣によって陰陽も変わりますものね^^
奥が深い世界です^^
投稿: ひろりん | 2010年10月15日 (金) 15時05分