2010年10月11日月曜日

薬に頼らない

2年前、ちょっとした失敗をやらかして、私にとってはかなり大きな経済的ダメージを受けました。考えようによっては大した問題ではなかったのですが、当時、気持ちをうまく切り替えることができず、ああすれば良かった、こうすれば回避できた、どうしておまえはそんなに馬鹿なんだと何日も自分を責め続けていたら、咳が出はじめました。そのうち鼻水がすごい勢いで出るようになり、終いには40度近い熱が出てしまいました。

昔なら解熱剤やら咳止め、鼻炎用の薬などを即座に飲んでいたと思いますが、8年前から薬を飲むのを一切やめており、薬箱にも体温計、脱脂綿、ガーゼ、絆創膏ぐらいしか入っていません。薬に頼らずに治そうと思いました。

特に夜中に熱が上がり、頭が割れるように痛かったので、冷凍庫で保存していた保冷剤をタオルでくるんで額に当て、咳どめとして、生蓮汁(れんこんおろし汁+しょうが汁+自然塩)、解熱剤として第一大根湯(大根おろし+しょうがおろし+しょうゆ+番茶)を飲みました。そのうち、大量の汗と鼻水で体の毒素が出たのか、だんだん体がすっきりしてくるのが分かりました。

このときは、どうしても仕事を休めず、熱があるのに起きて仕事をしていたため、治るのに4日もかかりましたが、おとなしく寝ていたら、1~2日で治ったような気がします。この程度の病気なら、薬に頼らなくても自分で治せる(自然に治る)、とあらためて自信を深めました。また、今回の高熱は明らかに心因性なので、気持ちのもちようで予防できるとも思いました。ついでに、この時点で少食に目覚めていたら、坐骨神経痛になることもなかったと思うのですが。。。(苦笑)

余談ですが、上記の高熱の一件でいちばん大変だったのは、ニンジンジュースを作ったことでしょうか。高い熱のために喉が乾き、ニンジンジュースが飲みたくなったんです。しかし、ミキサーはもっているものの、ジューサーはもっていません。ニンジンジュースを飲むためには、まずニンジンをすりおろし、それを絞る、という工程を100%人力でやらねばなりません。元気なときでも固いニンジンを丸ごと1本~2本すりおろすのはかなりの重労働なのに、40度の熱があってフラフラしているときですから、それはもう想像を絶する大変さでした。ジューサーを買っておけばよかった、と心の底から後悔しましたが、後の祭りです。ないものは仕方がありません。ジュースが飲みたい一心でがんばりました。悪戦苦闘の末に飲んだニンジンジュースは極上の味でしたよ(笑)。

〔生蓮汁と第一大根湯はこの本に出ています。私がもっているのは旧版の方です。〕

コメント

のらさん第一号で嬉しいです^^40度の熱の話たいへんでしたね。にんじんジュースはいいですよね!このご紹介の本、持っていますよ。でもレンコンの汁は飲んだ事ないですから今度やってみます。
友人に誘われて、上村松園展に行ってきましたら、のらさんのプロフィールの絵も!なんだか嬉しくなりました^^
ベジを人に告白するかの記事ものらさんの優しさがあふれていますね!わたしも普段は人に言わないです~。めんどくさいので~。親友何人かには言っていますけど、たぶん相手も本質に興味が無さそうなので、お互い尊重しながらも何も言わずです。

投稿: ひろりん | 2010年10月14日 (木) 02時55分

>ひろりんさん
またまたコメントありがとうございます!
喉元過ぎるとなんとやらで、ニンジンジュースは相変わらず、人力で作っています(笑)。ジュースにするより、そのまま食べる方が好きなので、ジューサーを買う決心がつかなくて。。。
このブログに興味をもってくださる方だから、大森一慧さんの本や自力整体のことについては、さほど驚きませんでしたが、上村松園に気づいてくださるとは!(感激)
昔、大原麗子さんの主演で、上村松園の半生を描いたテレビドラマ『序の舞』を見てから、上村松園の絵が好きになりました。上村松園展は竹橋で17日までやっているんですね!ぼんやりしていて知りませんでした。行きたいなあ。。。
ベジ告白の件、「お互いを尊重」、まさにそれですね。周囲にベジタリアンがあまりいないので、ひろりんさんのようなベジ仲間ができて嬉しいです。

投稿: Norah | 2010年10月14日 (木) 08時59分

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