今から10年以上前、ケミカルナプキンやタンポンをやめ、布ナプキンを使い始めました。私が最初に買ったのは「白うさぎ」というシンプルな布ナプキンでした。ケミカルナプキンのあの何ともいえないペタっとした肌触りに比べ、ネル生地のふかふかした暖かい感触は天と地ほどの差があり、もうケミカルには戻れないと思いました。
当初は慣れない布ナプキンの洗濯に苦戦しましたが、徐々に自分なりのコツをつかみ、布ナプ生活がどんどん楽しくなっていきました。菜食を始めたら、経血の質が変わり、さらに油脂も摂らなくなったら、洗濯が格段に楽になりました。
その後、三砂ちづるさんの『昔の女性はできていた』という本に出会い、経血はコントロールが可能であり、ナプキンの上に垂れ流すのではなく、尿や便のようにトイレに排泄すべきものである、との内容に衝撃を受けました。経血がコントロールできたら、布ナプキンも要らなくなり、洗濯物が減る! 期待に胸が高鳴りました。そして、早速チャレンジしてみました。
「もう布ナプキンは使っていません」
…と書きたいところですが、現実は甘くありませんでした(笑)。いまだに布ナプキンを使い続けています。ナプキンの上に出てしまう経血量はかなり減っており、洗濯が楽になっていることは確かですが、ナプキンなしで過ごすことはとてもできない状態です。用事に気を取られたりしていると、「あっ」と思った瞬間に漏れています。悔しい。。。
経血コントロールをどうしてマスターできないのか。色々考えた結果、どうも問題は骨盤にある気がします。骨盤が緩んでいると、経血を膣の中に溜めておけないのではないかと思います。
私は、坐骨神経痛を発症する1~2年前ぐらいから、徐々に腰幅が広くなっていきました。そして、お風呂で湯船につかっていると、膣の中にお湯が入ってしまう、という何とも情けない事態が発生するようになりました。その当時は膣の筋肉が老化して緩んだのかと思っていましたが、真相はそうではありませんでした。骨盤を引き締める仙腸関節が緩んでいて、骨盤が横に開いていたんです。
骨盤の緩んだ状態のピークは、坐骨神経痛の発症時でした。骨盤が不安定で、ふわふわぐらぐらしていました。その後、少食と自力整体を実践し、骨盤が安定してきたら、腰幅が昔のように狭くなり、膣の中にお湯が入るということもなくなりました。
この経験から、骨盤の締まり具合が膣の締まり具合と関係していると考えています。経血コントロールは、膣をきちんと締めておかないとできませんから、骨盤の状態によって大きく左右されると思います。
今、私の骨盤は坐骨神経痛の発症前より締まっており、経血コントロールもそれに比例してうまくいくようになったと思います。しかし、「布ナプ要らず」の域に達するには、まだまだ修行が必要みたいです。骨盤の状態もまだ改善の余地があると思います。
ただ、ナチュラル・ハイジーンの松田麻美子さんによると、非常に健康な女性は、排卵はあっても、出血はなく、あってもわずかだとか。布ナプキンや経血コントロールなどと騒いでいるのは、不健康の証なのかもしれません。
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