最近、インフルエンザの予防接種を受けたという人に何人か立て続けに会いました。その人たち(30代~50代ぐらい)はほとんどが毎年受けているとのことで、私は非常に驚きました。健康な人間がなんでわざわざそんなことをしなければならないのか。疑問に思わないことが不思議でなりません。予防接種を受けた後、具合が悪くなったなどと言っているのに、予防接種を受けて良かった、安心したと言えるのはなぜなんでしょう。
予防接種は、受けない危険性より、受ける危険性のほうが高いともいわれています。『インフルエンザ・ワクチンは打たないで! 』(母里 啓子著)を読むと、世間の大騒ぎは一体なんなんだと思ってしまいます。
私はここ7~8年、予防接種どころか一切の薬を飲まず、医者にも行っていませんが、なんとか生き延びてきました(笑)。大食いで坐骨神経痛や四十肩その他の不調に苦しみましたから、あまり偉そうなことは言えないのですが、とりあえずそれらも医療の世話にならずに治りました。そして、そうした苦い経験から分かったのは、病気になるのは、体の中に不要なものがあるからであり、その不要なものの多寡によって症状の軽重が決まるということです。
インフルエンザにかかりたくないのであれば、まずは体の中にある不要なものを出し、それ以上不要なものを溜め込まないようにするべきでしょう。ワクチンのような余計なものをさらに体の中に入れるのは逆効果に思えます。
そして、万一インフルエンザにかかったら、食を極力少なくし、エネルギーを消化ではなく、自然治癒力のほうにまわします。薬は体にとって異物というか、毒性の低い毒ですから、解毒が必要なものであり、弱っている体にとって相当な負担のはずです。飲まないに越したことはありません。
大量消費型の現代社会は消費をあおり、不要なものを次々と押し付け、何かと足し算で考えるように誘導してきます。予防接種しかり、薬しかり。そして、病気のときですら栄養のあるものを、食欲がなくても無理して摂れという。この足し算主義から離れないかぎり、病気を繰り返すことになると思います。
現在わたしたちがかかる病気は基本的に引き算で精算すべきものです。もう既にからだには十分以上の過剰なものが入っていると認識し、余計なものを取り除いていく覚悟が必要です。病気のときの足し算は、休養(睡眠)と心への栄養補給ぐらいではないでしょうか。
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