ココ・シャネルは、コルセットに象徴される窮屈なファッションから女性を解放したいと考え、シンプルなデザインを考案したそうです。一方、日本では、動きにくい和装から活動的な洋装への移行が女性解放の象徴のように言われたりしています。
しかし、女性のファッションはなぜかいまだに体を締め付けるものが多いです。巷にはブラジャー、ガードル、ボディスーツなど、外側から圧力をかけて体のラインを整えようとする補正下着なるものが幅を利かせており、女性の体は現代でも解放されていない気がします。
『女性のためのナチュラル・ハイジーン』(松田麻美子著)によると、「乳ガンとブラジャーの関係は「喫煙と肺ガンの関係」の3倍以上密接だそうです。ブラジャーを着用していると、血液は正常に循環するものの、リンパ液の循環が阻害されて老廃物が排泄されないため、その毒素で乳房組織がガン化してしまうらしいです。
補正目的できついブラをされている方、形がくずれるのを気にして就寝時もブラを着用されている方の話を見聞きすると、ノーブラ推進派の健康オタクとしては他人事ながら少々気がかりです。
もちろん松田さんもブラジャーだけが乳ガンの原因とは言っておらず、食事内容や運動・睡眠を含めた、生活習慣全般を見直す必要があると述べています。しかし、ブラジャーの問題は比較的手を付けやすい、改善しやすいポイントなので、是非注目してほしいと思います。
女性はせっかく抑圧された立場から解放されたのですから、体にも解放感を存分に味わわせてあげてほしいです。家でくつろいでいるとき、せめて体のメンテナンスが行われる就寝中だけでも、ノーブラで過ごされることをお勧めします。
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