2010年11月4日木曜日

冷えとり的服装

いよいよ肌寒くなり、冷えとりが本領を発揮する季節となってきました。「冷えとり健康法」に書いたとおり、私は2年半ぐらい前から、進藤義晴さんが提唱されている冷えとり健康法を参考にしています。今は少食最優先で、服装面はあまり真面目に取り組んでいないのですが、冷えとりの「頭寒足熱」という原則は念頭においています。

今日は具体的な服装について書いてみます。

【靴下の重ね履き】
内側が絹、外側が綿の二重構造のソックスを履いています。家にいるときは、和服を着ているので、その二重構造の5本指のソックスの上に足袋を履いています。洋服のときは、5本指ソックスの上に、同じ二重構造の先丸ソックス(普通のソックス)を履きます。寒いときは、その上にさらにウールや綿のソックスを重ねています。これだけ履くと、普通のスリッパは履けないので、クロックス(crocs)のサンダルを内履きとしています。外出時、靴の場合は、本来のサイズより 0.5cm~1cmぐらい大きめの靴を履いています。

【ボトムス】

絹または綿のショーツの上に絹のロングパンツ(スパッツ、股引、パッチ、あるいはステテコというべきか)が基本です。夏でも履いています。冬はこの上に綿のロングパンツを重ねています。綿のパンツは手頃なものがなかったので、私は手作りしました。『七緒』という着物の雑誌があるんですが、そのvol. 10に和装用のローライズすててこの作り方が載っていました。ミシンを持っていないので、手縫いです。内側に履いているものだから、縫い目の乱れはご愛敬(笑)。

この2枚のロングパンツ(インナー)の上にアウターとして何を履くかが問題でした。最初、ゆったりしたタイパンツを履いていたのですが、毎日エスニック・ファッションというのは、何かしっくりこないというか、ちょっと大げさに言うと、自分の民族的アイデンティティが抑圧されているような気分でした。そこで、他民族の衣装より自民族のものと考えた結果、和服を着ています。

ただ、和服は足元から下着が見えてしまうので、それを隠すためにレッグウォーマーを履き、寒いと、腕にアームウォーマーをはめたり、首にスカーフを巻いたりしていて、かなり邪道な和装です。普段着なので、快適さを重視しています。

【トップス】
絹のキャミソールかインナーシャツを着て、綿の肌襦袢や着物スリップを着ています。絹やオーガニックコットンのブラジャーも持ってはいるのですが、あまり使っていません。基本はノーブラです。人前で薄着になる場合のみ、ブラ着用ということにしています。

                                                ◇ ◇ ◇

現在、私のシルク依存度はかなり高いです。下着以外に、スカーフやパジャマなどもシルクです。シルクは動物性で贅沢品だから避けるべきだという気持ちと、暖かくて快適だから手放せないという気持ちの間で揺れ動いています。着物のような一生ものはともかく、下着は消耗品なので、シルクを着続けるべきか悩んでいます。もっと健康になって血行が良くなれば、綿だけでもOKになるのでしょうか。この辺は今のところまだ答えが出ていません。

現代のファッションは上半身を厚く、下半身を薄くという傾向にあり、冷えとりと真逆のスタイルです。こうした中で、冷えとりに適した服装を見つけることは、なかなか難しく、女性のおしゃれ心を満足させてくれるようなものとなると、さらに難しいかもしれません。しかし、下半身の冷えは何かと病気の原因になりますから、健康とおしゃれをてんびんに掛けて、うまく折り合いを付けたいところです。

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