玄米菜食に傾倒していた頃は、噛まなければいけないと思えば思うほど、噛むことが面倒になっていき、私は噛むことができない人なのかと悩みました。でも、ローフードの場合、噛まないことには飲み込めないので、否が応でも噛むようになりました。そして、噛むことに開眼しました。
果物や野菜は、小さく切ると噛みごたえがなくて、味気ないので、大きく、厚く切るようになりました。例えば、りんごの場合、以前は、
8分の1サイズにカットしていたんですが、今は4分の1です。大きい塊にがぶっと噛みついたときに、美味しさがじわっと来るような気がします。
私の両親は高齢で歯が悪いため、なんでも薄く、細かく切る傾向にあり、りんごもかなり薄く切っています。たぶん、32等分ぐらい…(笑)。先日、実家でりんごを食べたら、あまりに味気なくてショックでした。決してりんごの味が悪かったわけではなく、細かすぎて、味わえなかったのです。
野菜も小松菜やほうれんそうは、葉っぱの部分は切らずに、そのままガシガシ噛んで食べています。きゅうりや大根などもかなりの厚切り。昔は、サラ
ダッコ(スパイラルスライサー、右の写真)で、そうめん状にしたり、うす~くスライスしたりしていましたが、今では、とてもやる気になれません。もったいなくて。スライサーはハレの日用で、普段は包丁で十分って感じです。
以前、あるうさぎの飼い主さんが、ペットのうさぎさんについて書いておられましたが、野菜の鮮度が落ちると、うさぎさんは見向きもしないそうです。新鮮な野菜しか興味がないらしい。そのお宅では、仕方がないので、鮮度の落ちた野菜は人間さまが食べておられるようでした。
ここのところ調味料なしのローフード生活を続けていたら、なんだかそのうさぎさんの気持ちが分かるような気がしてきました。小松菜とか、ほうれんそうとか、以前は加熱調理して味付けしていたせいか、よっぽど傷んでいないかぎり、気にならなかったんですが、最近は、パッと見た瞬間に「美味しそう」とか「イマイチ~」とか思います。先日も、イマイチな小松菜が宅配で届いてしまって、がっかりしていました。
ローフードで野生化してきたのでしょうか。なんかとってもワイルドな自分に苦笑する今日この頃です。そのうち果物や野菜は洗っただけで丸かじりするようになるのかなあ…(汗)。
コメント
★黄菜しろさん
力強い同意のお言葉、ありがとうございます。野生的な仲間の存在が確認できて嬉しいです。
金属と果物の酸、そうですよね、確かに良くなさそう。セラミック包丁も魅力的だけど、まずは丸かじりかな(笑)。
職業病ならぬ「職業健康」を公言されている黄菜しろさんは、私の数歩先を行っているように思います。私も後に続きたいです。お互い野生道に邁進いたしましょう。
投稿: Norah | 2012年2月 9日 (木) 09時41分
お久しぶりです!
全く同感です(笑)
私も相当野生化してきて、ひとりで食べる時はものすごく大胆にバリバリ食べてます!
特に果物に関しては、ほぼ丸かじりです!(リンゴや柿、梨、洋梨…)
そのほうが美味しいし、しかも金属が果物の酸に影響するので、使わなくて済むのなら
使わないほうがいいし!
セラミック包丁はまだ買ってないんですけどね…
お互い野生化バリバリまっしぐらで、逞しく生きましょう☆(笑)
投稿: 黄菜しろ | 2012年2月 8日 (水) 19時19分