2012年1月25日水曜日

食べ過ぎと坐骨神経痛

年末年始の食べ過ぎで体重が増えたと書きましたが、こういう状態になると、私の場合、下腹がぽこっと出てきます。そして、骨盤に違和感が出始め、右足の股関節の調子が悪くなってきます。この状態を長いこと放置して悪化させ、坐骨神経痛になってしまった苦い経験があるので、今回は早期に手を打ち、体重を落とした結果、下腹も引っ込み、股関節の調子も良くなってきました。

坐骨神経痛の原因が「食べ過ぎ」というと、「私はそんなに食べていない。坐骨神経痛の原因は他にある」と反論してくる人がいますが、「食べ過ぎ」の定義の違いだと思います。

ここで言っている食べ過ぎというのは、食べている量が多いということではありません。消化吸収して、排泄する以上に食べていると言っているのです。ですから、自分の処理能力以上に食べていれば、どんなに少なくても、食べ過ぎなのです。そして、食べ過ぎると、横行結腸が垂れ下がって、下腹が出てくる。坐骨神経痛や腰痛に悩んでいる人は、下腹ぽっこり状態の人が多いはずです。

私の年末年始の食べ過ぎは、昔の大食いに比べたら、食べた量自体は大したことなかったのですが、運動不足や精神的なストレスから、消化吸収・排泄能力が落ち、老廃物を溜め込んで、体がむくみがちでした。だから、食べる量を他人や過去の自分と比べるのは意味がないと思っています。そのときの自分の体調に合った食べ方をしているかどうか。ポイントはここだと思います。

私は今でも食べることが好きだし、たくさん食べたいという思いもあるのですが、坐骨神経痛に苦しんでいた頃を思い出すと、なんとか踏みとどまることができます。あの当時、あまりの痛みで、できれば1日中寝ていたいという感じだったのですが、そういう訳にもいかず、もう本当に苦労しました…。

我が家は狭いので、部屋からトイレまで20mもないのですが、到達するまでに5分以上かかりました。こういう状況になった方でないと理解しにくいかと思うのですが、まず早く歩くことができないのです。そろりそろり歩幅10cmぐらいで振動を与えないように超低速歩行。それでも、何歩か歩くと、お尻のあたりが「グキッ」となり、激痛に見舞われて歩行停止。しばらくお尻をなでさすったり叩いたりしながら休息。そして、再度歩行開始。この繰り返しです。

そうして、なんとかトイレにたどりついても、今度は座ったり立ったりするのに四苦八苦。ちょっと体をひねろうものなら、また「グキッ」となる。一事が万事超スローモーションなので、とにかく時間がかかりました。20m先のトイレに行って帰ってくるだけで20分ぐらい。尿意を催してから移動を開始したのでは間に合わない恐れがあるため、1~2時間に1回はトイレに行くようにしていたら、トイレと部屋の往復以外ほとんど何もできずに1日が終わりました(笑)

ああいう毎日は二度と経験したくない! そう思と、大馬鹿者の私でも、食べ過ぎを慎めるのです。

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