水分をとばした乾燥食品は、80/10/10的に見ると、ホールフードではありません(自然の水分をたくわえた状態をホールフードと考えているので)。ですから、あまり頻繁には食べないほうが良いと思いますが、私は、生の果物と野菜だけではちょっと物足りないというとき、たまにドライフルーツを食べています。
最近のマイブームは「ドライトマト」です。
生のトマトも美味しいけれど、ちょっと歯ごたえのあるものが食べたいなというとき、水で戻したドライトマトをサラダの上にトッピングして、気分転換を図っています。先日、5日間連続してローフード100%の日を続けていたとき、途中で加熱料理がちょっと恋しくなったのですが、ドライトマトを食べたら、加熱料理の誘惑に負けることなく、生食を続けられました。
私が食べたことがあるドライトマトは、アリサンのものと572310で売っているものです。
アリサンのほうはアメリカ産の有機トマトで赤味が強く、かなり乾燥した感じでした。日本語のラベルには単に「有機ドライトマト」としか書かかれていませんが、こちらの英語の説明によると、"sun-dried"と書いてあり、天日干しのようです。味が非常に濃厚で、好き嫌いが分かれるかもしれません。
572310のドライトマトはトルコ産で、アリサンのものと比べると、やや褐色がかっていて、あまり乾燥しておらず、しっとりしています。また、「有機」との表示がないので、慣行栽培のものと思われます。私の好みの味ではありますが、塩が使われているのがちょっと気になります。塩を使うと、乾燥が進みやすいらしいので、そのために使われているのでしょうか。味としてはあっさりしています。水で戻しているので、塩気が多少は抜けているのかもしれません。
水戻し時間が短いと、桜エビやするめを彷彿とさせるような歯ごたえです(笑)。かみごたえがあって美味しいとも思いますが、生の状態に比べると、やはり消化に手間取り、お腹が重い…。
また、"The 80/10/10 Diet"(Dr. Doug Graham 著)では、ドライフルーツが歯に与える悪影響について警告しています。生の果物は十分に水分があり、サラサラしてますが、水分をとばしたドライフルーツは、ベタベタとべとつき、歯にくっつきやすくなるため、虫歯の原因になりやすいと言っています。
確かに、生の果物と野菜しか食べていない日は、歯磨きする必要がない感じですが(一応、軽くブラッシングしていますが…)、ドライトマトを食べると、歯の間に必ずはさまります。加熱料理とおんなじ状態。やはり人為的に加工されたものは、自然そのままのものに比べると、どこか不自然で体に悪影響を及ぼすのでしょうね。
なので、「ドライフルーツ=ローフード=ヘルシー」みたいな図式で、常食するのは避けたほうがよいと思われますが、80/10/10のサンプルメニューに "sun-dried tomato"(天日干しトマト)が材料として出ていることから、たまにならOKなのだろうと解釈しています。
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