今年は暑いし、湿度が高いので、蚊の発生率が高いという予報も出ているようですが、巷で節電が叫ばれる中、蚊取り製品も電気を使うタイプではなく、渦巻き型の線香が売れているようです。
渦巻き型の蚊取り線香を紹介する際、よく「昔ながらの」という言葉が使われますが、市販品の多くは、化学合成されたピレスロイド類が使用されており、除虫菊を原料としていた昔の製品とは似て非なるものです。天然の除虫菊は、短時間しか作用しないこと、また、大量生産が難しいなどの理由から、化学合成されたものが原料となったらしいです。
こちらのサイトによると、ピレスロイドは哺乳類・鳥類に対する毒性は比較的低いとされているが、犬猫の中毒事例もあるとのことなので、まったく無害とは思えません。小動物に害があるならば、人間にだって影響があってもおかしくありません。
そんなことを考えて、私はもう10年以上、除虫菊を原料とした蚊取り線香を使っています。自然食品店などによく置いてあるので、見たことがある方もいらっしゃると思いますが、着色されていない茶色のものです。
最初の数年間は「菊花せんこう」という商品を使っていました。でも、あるとき「かえる印のナチュラルかとり線香」に浮気してみたら、菊花せんこうより煙くないような気がして、以来、ずっとかえる印です。
この自然派蚊取りは、殺虫効果というより忌避効果に注目すべきで、、窓際やドアの脇に置いて、蚊が部屋の中に入ってこないようにするといった使い方が良いみたいです。そして、換気に注意が必要です。閉め切った部屋でこの線香を焚くと、自然派とはいえ、煙くてむせてしまいます。
私は昔、よく蚊に刺されました。私のそばにいれば決して蚊に刺されることはないという伝説もあったほど、蚊には絶大な人気がありました(笑)。
ところが、菜食に切り替えたら、とんと蚊が寄ってこなくなりました。ひと夏まったく刺されないこともあります。なので、蚊取り線香もあまり必要ないような気もしているのですが、たま~に刺されたりするので、用心のため、とりあえず使っています。
蚊遣りぶたと蚊取り線香、そして団扇(うちわ)がそろうと、「夏」って感じがします。
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