2011年6月17日金曜日

心を落ち着けたい

原発や放射能の問題が一向に解決されず、ストレスの多い日が続いています。みなさんはどのようにしてストレスを解消されていらっしゃいますか。

私はネットやテレビなどで原発や放射能関係の情報を収集して生活に役立てたいと思う反面、そうした情報がストレスの原因になっていることも確かなので、できるだけ早朝か日中に情報を収集するようにし、日が暮れたらニュースなどは見ないようにしています。(夜、原子炉の状態が気になって、ニュースのヘッドラインだけざっと見ることはありますが…)

以前、「1日が始まるとき」という記事で書いたように、心と体の建て直しに最適なのは、夜眠る前だと考えているので、この時間を大切にしています。そして、「雑念を払う」でも書きましたが、眠る前に、大祓詞(おおはらえのことば)のCDをBGMにかけながら、自力整体をして1日の疲れを取るよう努めています。

私は不勉強もあって、大祓詞の内容がいまだによく理解できないのですが、何か大いなるパワーは感じています。歴史があるものはそれなりの理由があって淘汰されずに残ってきたのでしょう。聞いていると何だか落ち着いてくるんですよね。

また、先日、ネット上で「般若心経」の動画を見かけ、何気なく聴いてみたところ、心が洗われるような不思議な感覚を体験しました。

YouTube: Prajna-paramita Hrdaya Sutram (The Heart Sutra) 般若心経

日本のいわゆるお経としての般若心経も良いと思いますが、この動画のような女性の声でさわやかなメロディに合わせた般若心経は新鮮で、とても心地よく聴くことができました。

こちらのサイトによると、

"Gate Gate Paragate Parasamgate Bodhi Svaha"
(ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スヴァーハー)

というのは、

「智慧よ、智慧よ、完全なる智慧よ、完成された完全なる智慧よ、悟りよ、幸あれ」

という意味だそうです。

日本には言霊(ことだま)という考え方があり、ことばには霊的な力が宿ると信じられてきました。良い言葉を発すると良い事が起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こると。

若い頃はそんなの「迷信」と思って軽んじていましたが、まったく浅はかだったと反省しています。周囲を見ていると、やはり発する言葉と吉凶は関係があるように思われます。

心を穏やかに保つことが難しい時代になってしまいましたが、こんなときこそ、できるだけ良い言葉に触れたい、そうした言葉を発したいと思っています。


コメント

こんばんは。
般若心経ですか。結構いい年(笑)の私ですが、あまり縁が無いです。
じっくり腰を据えて聞けば何かを感じる事が出来るのでしょうね・・

Norahさんのブログを見るにつけ、日々の雑多な事に追われて
放射能の事を忘れかけている自分に気付きます。
家族や職場で話していても、その話題が上る事はありません。
「ここ(愛知)には関係ない」みたいな空気を感じます。
影響がない訳はありませんよね・・
10年、20年経って果たしてみんな健康でいられるのか・・

投稿: brown | 2011年6月19日 (日) 21時53分

★ brown さん
いつもコメントありがとうございます!

私も般若心経に詳しい訳ではないのですが、先日、親が写経セットを譲ってくれると言うので、老後は写経にでも励もうかと思っているところです(笑)。

brownさんは愛知にお住まいだったのですね。放射能のことは、東京でさえ、あまり話題になりませんから、西に行けば行くほど、関心は薄れていくでしょうね。過剰に心配するのは良くないと思いますが、だからと言って、何事もなかったかのように、汚染を無視したり、今までどおり原発を稼働し続けたりするのは、勘弁してほしいです。

ただ、3か月間、原発問題についてばかり書いてきたので、このブログもここらで少しずつ「脱原発」に向かう予定です。

投稿: Norah | 2011年6月20日 (月) 09時17分

写経・・究極の癒しですね~
本当に、年を重ねると若い頃は見向きもしなかった事に心ひかれますね。
日本の歴史などに興味が湧いてきたりします。

歴史小説を読んだあと、街の風景を見たりすると思わず想像します、
道路もビルも、送電線も無かった時代。
不便だけれど、人間本来の力で生きていたんだろうな・・

投稿: brown | 2011年6月20日 (月) 14時09分

★ brown さん

brown さんはもしかして「歴女」さんですか?
昔の世界に空想でタイムスリップするのは楽しいですよね。
「道路もビルも送電線もない」世界。
そこでは、ほんと、人間力が試されそうです。
軟弱な現代人とは比較にならない、たくましい方々が生活されていたんでしょうね。

投稿: Norah | 2011年6月21日 (火) 08時26分

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