2011年6月12日日曜日

湯シャンの友---木酢液

 今日は久しぶりに原発以外の話題です。

2月に「ヘアケア試行錯誤」で洗髪のことで悩んでいると書いてから、ずいぶん月日がたちました。脱脂力が強い石けんシャンプーとは完全にお別れして、もうずっと使っていません。なんとか湯シャン(お湯だけの洗髪)で過ごしたいと思いつつ、静電気でほこりを吸い寄せてしまい、苦戦しておりました。

 ●私が試したもの

  • クエン酸水: 石けんシャンプーのときにリンス剤として使っていたので、洗髪剤として使ったら、静電気対策になるかと思い、試してみたが、効果なし。クエン酸水にティーツリーのエッセンシャルオイル(精油)を混ぜたら、すっきり感はアップしたが、静電気問題は解決せず…。
  • 重曹水: 湯船に重曹を入れた炭酸風呂が快適だったので、洗髪にも使ってみたが、イマイチ。
  • ガスール(粘土): 上記の2つよりは良いのだが、静電気を完全に防ぐことはできず…。
  • アメリカ製の自然派シャンプー: Avalon Organics, Biotin B-Complex Thickening ShampooiHerbで個人輸入。パラベンや保存料などは含まれていないが、石けんベースではなく、いわゆる「合成シャンプー」。石けんシャンプーよりは肌に優しい感じ。しかし、合成シャンプーというのは、自然派を追求したい私にとってはちょっと受け入れにくいコンセプトで、使い続けるのは気が重い…。また、同シリーズのコンディショナーはシリコン類(ジメチコン)が入っているので、シリコン類を避けておられる方は要注意。

そんなこんなで、洗髪が思うようにいかず、しょんぼりしていたんですが、とうとう救世主となるエースが登場しました。

木酢液です。

先月、放射能対策用に備長炭や竹炭のストックを物置からゴソゴソ出していたとき、隅のほうに埋もれているのを発見。害虫忌避効果を期待して園芸用に購入したものだったんですが、ここ最近すっかりその存在を忘れていました。

スキンケアでの使用については、賛否両論いろいろあって、ちょっとためらう気持ちもあったのですが、とにかく使ってみることにしました。洗面器にお湯をはって木酢液を少々入れ、そのお湯で洗髪。頭皮がすっきりするし、静電気も起きない!(おお)

すっかり気に入って、湯船にも入れてみましたが、こちらもなかなかいい感じです。肌がすべすべになります。それまで湯船には備長炭と重曹だったんですが、最近は、備長炭と木酢液が定番になりつつあります。

木酢液に出会ったのは15年ぐらい前で、そのにおいを初めてかいだとき、私の脳裏には正露丸が思い浮かびました。まったく同じにおいだと思ったんです。私は子どもの頃からお腹が弱かったので、正露丸とは長い付き合いでした(9年前に薬は一切飲まないと決心し、以来、すべての薬と絶縁状態なので、今となっては遠い記憶をたどるという感じなのですが…)。

そのことを思い出し、この記事を書くにあたってネットで調べてみたら、大幸TEC株式会社のサイトに行き当たりました。このサイトによると、

当社は、胃腸薬「正露丸」の大幸薬品株式会社を親会社とし、主として正露丸の主原料となる木タール精製油、またその副産物である木酢液や木炭という木質炭化製品の製造販売を行っております。

とのこと。正露丸と木酢液って、やはり関係があったんだ、と15年ぶりに確認できました。

私は、木酢液を洗髪や湯船に使いはじめてまだ1か月もたっていないので、残念ながら、長期的に使った場合の影響についてはお伝えできません。また、最近は雨が多く湿度が上がっており、静電気問題が解決されているのは、単に季節的な要因によるものかもしれず、冬場にどうなるのか、今のところ想像がつきません。

木酢液にはいろいろな品質のものがあるようですし、体質も人それぞれですから、初めて試される場合は、ご自分で濃度や頻度などを加減しながら、慎重に使用されることをお勧めします。

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