ちょっと前になりますが、禁煙しようとしている人たちを取材したテレビ番組を見ました。成功した人たちも多かったのですが、失敗した人もいました。どうして失敗したのか。その失敗のきっかけとなったのは、禁煙で苦しんでいた人に同僚が「1本吸ってみたら」と声をかけたことのようです。絶対に吸わないと決めていたのに、同僚の甘い誘いにのって1本吸ってみたら、歯止めがきかなくなり、なし崩し的に元の喫煙生活に戻ってしまったとのこと。
これはまったく他人事ではありません。私の少食生活もときどき、というか、かなり頻繁に大食いの誘惑が忍び寄ってくるからです。
先日、忘年会で外食した際、久しぶりに焼きおにぎりを食べました。外食は基本的に人付き合いが主であり、食べることは二の次なのですが、この焼きおにぎりは見るからに美味しそうでした。
そして、一口食べてみたら、案の定、激うま! 割りほぐして中味を確認してしまいました。「下戸は冷静だね~」と酔っぱらいにからかわれながら、真剣に具材を調べている自分に少々呆れました。やはり私はかなり食い意地が張っています。おいしいものには目がないんです。
私の「おいしいもの」の定義はかなり片寄っており、「和食系」「ごはんもの」がストライクゾーンです。先日の焼きおにぎりは直球どまん中という感じでした。焼きおにぎりの中に葉唐辛子の佃煮が入っていて、ピリ辛味になっており、食欲をそそるのなんの(涎)。自分の家でも作りたくなって、帰ってきてから思わず葉唐辛子について調べてしまいました。
しかし、少食の神様は私を見捨てませんでした。葉唐辛子は夏にならないと出回らないようで、今の季節は手に入りません。葉唐辛子の佃煮の市販品もあるようですが、あれこれ好ましくないものが添加されているため、買う気は起きません。来年の夏までおあずけです。救われました。今作ってしまったら、少食ではとてもいられないですから。
1日やそこら脱線しても、すぐに軌道修正ができれば、大した問題にはならないのだと思います。しかし、私は大食いの重犯前科者なので、すぐに軌道修正ができるとは思えません。脱線を続けたあげく、大きく体調を崩すことは火を見るより明らかです。
私にとって、佃煮のような「ごはんの友」は「少食の敵」なんです。少食継続の自信がつくまでは、近づかないようにします(笑)。
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