このブログでよく取り上げているマーカス(Markus Rothkranz)さんとエックハルト(Eckhart Tolle)さん。この二人に共通しているのは、ドイツ生まれでその後北米に渡ったということに加え、執着を手放すことの重要性を強調している点だと思います。
マーカスさんはよく、"let go"とか"let it go"とか表現していますし、エックハルトさんは、"surrender"とか"relinquish"なんて単語を使っています。
これらはすべて、自分が必死でしがみついているもの、つまり執着を「手放せ!」ということです。「あきらめ」、「諦観」とも言い換えられるかもしれません。
手に入らないものを欲しい欲しいと固執していたり、やっとのことで手に入れたものを何が何でも死守しようとしていたり、執着の対象はいろいろでしょうが、結局はこれらが自分を苦しめているんですよね。
マーカスさんもエックハルトさんも、執着しているときには決して手に入らなかったものが、執着を捨てると、自然と向こうからやってくると言っています。
私は頭では「手放すこと」の大切さを重々理解しているのですが、まだまだ手放すことができず、執着しているものが結構あります。
手に入れたいから、手に入れたものを失いたくないから、執着を手放さなきゃ、なんて考えているあたりで、もう既につまずいてますよね。。。
どうしたら執着を手放せるのだろう?
名案が思い浮かばないので、とりあえず、動画を見ながら一緒に歌ってみました(笑)。
YouTube: FROZEN | Let It Go Sing-along | Official Disney UK
映画(『アナと雪の女王』)は見ていないのですが、この歌はすごく気に入っています。なんてったって、タイトルが "Let It Go" ですから。
日本語版もそれなりに良い歌に仕上がっていると思いますが、"let it go" のところが「ありのままで」になっているんですよね。"let it go"の結果、「ありのままの素の自分になる」ということでしょうが、今日の記事では、手放すというプロセスのほうに注目しているので、日本語版ではちょっと意味が伝わらないかな。
※ 表をクリックすると、拡大表示されます。
他人の目を気にして、他人の期待に応えようとして、自分を押し殺していた主人公が、"let it go"したことにより、過去の自分と決別し、新たな人生を踏み出すって感じでしょうか。映画のストーリーを知らないので、純粋に歌詞からだけ受けた印象ですが。。。
"I don't care what they're going to say"
(人が何て言おうと気にしないわ)
"I'm never going back, the past is in the past"
(もう決して昔には戻らない。過去は過去だもの)
上記は、過去記事の「世間の奴隷」や「取り越し苦労と持ち越し苦労」で書いたことに通じるものがあり、個人的にとても共感する部分が多い歌です
"The Bare Necessities"も大好きなんですが、ディズニーの歌、歌詞がとてもいいですね。
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