2020年8月14日金曜日

なぜ糖を取ると老化するのか?

先週の記事に書いたとおり、ゆる~い糖分断ち(バナナ・マンゴー断ち)をやっています。

糖分を取ると元気になるけど、老化を促進してしまうというのが困りものです。

今日は、マーカスさんの動画を参考にしながら、糖と老化の関係についてまとめます。

YouTube: Why Sugar Ages You

糖分はエネルギー源(燃料)。糖分を取ると、インスリンが分泌される。

糖による老化を理解するには、まず、若返りホルモン(ヒト成長ホルモン)とインスリンの関係を理解する必要がある。

ヒト成長ホルモン とインスリンは拮抗関係にあって、一方が分泌されると、他方は分泌されなくなる。老化を防ぐにはインスリンの分泌を制限する必要がある(ヒト成長ホルモンとインスリン参照)

とはいえ、インスリンも重要なホルモンである。

インスリンは細胞を開かせ、入ってきた栄養(燃料)を細胞内に取り込めるようにする働きがある。

が、食事内容が悪いと、身体にとって有害なものが細胞内に取り込まれてしまう。

現代は過剰な糖分摂取でインスリンを出す膵臓が過労状態になっている人が多い。

糖の分子は脂質やタンパク質の分子とくっつくことが好き。特に皮膚のエラスチンやコラーゲンと。(架橋結合が始まる)

糖を取ると、糖化反応が起き、AGEs(終末糖化産物)が生成され、タンパク繊維が固くなり、しわができ、弾力性が失われる(老化現象)

糖は脱水剤でもある。乾燥肌、カサカサ肌、皮膚のひび割れなどがある場合、食生活の中での糖分摂取について見直したほうがよい。

フルーツジュースは繊維が取り除かれ、糖分の濃度が高くなっている。中毒状態になり、シュガークラッシュ(反応性低血糖)などの問題が起きる。

果物はそのまま食べるか、スムージーにする。(フルーツジュースは体に良くない参照)

絶え間なく炭水化物を取る習慣は不要であるとともに、長期的には身体にとって有害。

糖を頻繁に取っていると、インスリンが放出され続け、体内からインスリンがなくならないかぎり、脂肪を燃料にするサイクルが始まらない。脂肪を燃料にできないので、また糖分を取りたくなる。(悪循環)

脂肪を落としたい人には、断続的断食が必要。

日本人の南雲吉則医師は1日1食。『空腹が人を健康にする』という本を書いている。彼は実年齢より20歳~30歳ぐらい若く見える。

僕は午後4時まで何も食べないという方法を提案しているが、それは別に午後2時まででもいい。1日のうち3~4時間の間に1日の必要分を摂取することを勧めているのだ。

老化によりDNAが損傷するが、食べないでいると、DNAを修復できるタンパク質が活性化する。つまり寿命が延びる。

断食のメリットは、貯蔵されているグルコースがなくなった状態からもたらされる。(ケトーシス状態)

でも、これは動物を食べろとか、脂肪をたくさん取れ、という話ではない。

自分の身体の中にある脂肪を使うということを言っているのだ。

糖質制限(ケトーシス・ダイエット)を勧めているわけではない。

僕は食事で脂肪分を結構取っているけど、バランスが取れている。バランスが重要。

食事内容の半分はグリーンで、半分がフルーツ。そして、それにナッツやシードを加える。

フルータリアン(果物ばかりでグリーンを全く取らない)は急速に老化する。しわができ、髪が抜け、歯も抜ける。

日本食のように多種類を少しずつ取るのがいい。

今回の動画では、マーカスさんの口から南雲先生や日本食の話が出てきて、ちょっと不思議な気分でした。

あと、動画内で紹介されていた英語のことわざ(12:08)は、現代の世相を実に端的に表していますね。

One quarter of what you eat is to make you function to live and three quarters of what you eat is to feed the doctor.

(食べるものの4分の1は自分が生きるため、残りの4分の3は医者を養うため)

自分が生きるのに必要な分だけ食べよう!

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