今日は、生野菜を食べた際に生じるガス、お腹の張り、その他消化のトラブルの原因と解決法について、マーカスさんの動画を参考にしながら、まとめてみたいと思います。
YouTube: Gas, Bloating, Digestive Issues When Eating Plants
消化が上手くいかないのは、主に(1)胃と(2)腸に問題があるからだそうです。
(1) 胃
現代人は糖分の大量摂取で胃酸が弱っており、生の野菜(特に青菜)を消化できるほどのパワーがないんだとか。
胃できちんと消化できないと、せっかくの栄養が吸収できませんし、その後の工程でも苦戦を強いられることになります。
パンなどは、スポンジのように胃酸を吸い取ってしまい、胃酸のパワーだけでなく、量も不十分な状態になってしまうようです。
生野菜が胃の中に入ったとき、よく噛んだにもかかわらず、苦しいような感覚があったら、胃酸が弱っているということなので、食生活を見直したほうがいいですね。
(2) 腸
生野菜のセルロース(食物繊維)を嫌って、火を通して柔らかくする人が多いですが、加熱した野菜だと、腸内の善玉菌は飢えて、数が減ってしまうのだそうです。
善玉菌の主食は、生の植物の繊維で、これらを大量にコンスタントに取っていると、善玉菌がどんどん増え、エサをくれたお礼に体の持ち主に健康を保証してくれます。
一方、加熱料理や糖分の多い食生活だと、善玉菌が減少していくとともに、これらを好物にしている悪玉菌が増えていきます。悪玉菌は、自分たちのことしか考えておらず、エサをあげてもお礼どころか、恩を仇で返すがごとく、様々な体調不良や病気を引き起こします。
カンジダなどのイースト菌が増殖すると、「菌糸」と呼ばれる糸状の触手を伸ばして腸壁に穴を空けてしまいます(リーキーガット)。
私はこのブログを始める前、30代の頃、膣カンジダ症になって苦しんだ経験があります。あれ、痒いを通り越して、火が付いたような痛みが走るんですよね、陰部に。。。💧 当時はローフードどころか菜食さえも始める前で、パンやクッキー、乳製品を思いっきり食べていたので、自業自得なんですが。。。😞
悪玉菌は生の植物の繊維が腸に入ってきても、自分たちの好物ではないので、手をつけません。なので、悪玉菌が優勢な環境では、食物繊維は放置され、腐敗、発酵して、ガスが発生し、ひどい場合は、お腹がパンパンに張って、痛みが出たりします。
善玉菌が優勢の環境でも、代謝の過程で多少のガスは発生しますが、短時間で収まります。
私はこの動画を見るまで「糞便移植」なるものがあることを知らなかったのですが、痩せている人の糞便を太っている人に移植すると、移植された人は痩せるらしい。そして、逆に、太っている人の糞便を痩せている人に移植すると、移植された人は太るらしい。つまり、糞便=腸内細菌叢が変わると、その人の健康状態や体型が変わるってことなんですね。
善玉菌を増やすのは、時間がかかります。一夜にして魔法のように善玉菌が増えるということはないです。特に、何十年も体に悪い食べ物を食べてきた人の場合は、何年もかかるようです。
でも、何年もお腹が張るのを我慢してローフードを続ける必要はありません。グリーン・スムージーやグリーン・ジュースを毎日の食生活に組み込めば、苦しい思いをしないでも、腸内環境は変えられます。
私もローフード始めたばかりの頃、青菜をサラダに入れると、お腹が張り、ひどいときは貧血が起きたりして本当に大変だったんですが、スムージーやジュースを飲みはじめたら、そうしたトラブルはなくなり、いつのまにか腸内環境も変わり、今では、サラダでもお腹が張らなくなりました。
過去記事(ロー生活を成功させる鍵は咀嚼にあり!)に書いたとおり、スムージーやジュースも唾液とからめてから飲み込むようにしているので、その効果もあるかもしれません。
生の植物の繊維を大量にコンスタントに摂取して、善玉菌を増やし、病気知らずの超健康体を目指しましょう😊
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